薬剤による脱毛症
薬剤を使用した事による薬害による脱毛は、抗がん剤の使用によるものがよく知られています。
抗がん剤で頭髪が抜けるというのは、恐らく多くの方がご存知ですね。頭髪が抜けることより、もちろん病気を治したり痛みを軽減させたりする方が大切な事ですから、いたし方ない問題でもあります。
もっとも、薬の副作用による脱毛を起こす薬剤は、抗がん剤だけというわけではなく他にも脱毛の原因となる薬剤もあります。こういった場合に使用されるかつらは医療用のかつらと呼ばれるものです。
医療用のかつらと聞けば、医療用になにか特別な加工が施されているように想像しますが、実は医療用のかつらと通常のかつらに特別な区別はなく、分かりやすいよう医療用かつらと呼ばれているだけのようです。
薬剤による脱毛だけではなく、火傷や他の病気でも脱毛は起こります。通常、病院とかつらの業者が結びついていると思いませんが、そういった場合に敏速に対応できるよう、病院の専属になっているかつら業者もあります。
その他、薬剤ではありませんが、サプリメントや健康食品、ハンドクリームなども成分が皮膚の下に蓄積され毛根にダメージを与えて脱毛に至るという事が問題視されています。